本当のコミュニケーション能力とは?

久しぶりのブログです。

しばらく期間をあけてしまいまして、申し訳ございません。

皆さん、仕事をする上で一番大切にしているものは何ですか?

おそらく「コミュニケーション能力」を上位に挙げる方が多いと思います。

それでは、コミュニケーション能力とは何ですか?

「私はコミュニケーション能力があります」

このセリフの間違いに気づきますか?

「コミュニケーション能力」があるのか、ないのかの判断は自分ではなく他者です。

ですから、

「あなたはコミュニケーション能力があります」⇒○

「私はコミュニケーション能力があります」⇒×

です。

では、もう一度聞きます。

「コミュニケーション能力」とは何ですか?

先日、学生たちに同じことを聞きました。

ほとんどの学生は、こう答えました。

「論理的に話す力」

あなたは、この答えにどう思いますか?

私は「不十分」と答えました。

そして、「あと3つある」と付け加えました。

お仕事をされている方は十分認識されていると思いますが、それは

「聞く力」です。

「話す力」よりも「聞く力」の方が大事

ということはよく言われることです。

では、あと2つは何でしょうか。

それは「積極的に加わる力」と「積極的に加える力」です。

学生たちに4人1グループでペアワークをさせました。

特に指定せずに、どのようなグループを作るのかを観察していました。

そしてペアワークをさせました。

そうすると、「参加していない学生」が数人いました。

厳密にいうと、

「グループに加えられていない学生」「グループに加わろうとしない学生」です。

ペアワークが終わった後、私はこう話をしました。

「みんなの中で、1人ぼっちになっている子がいることに気づいていた学生がいるよね。

どうして、その子を加えてあげなかったの?」と。

「気づいているのに、何も声をかけてあげていない。それでいいのかな?

本当のコミュニケーションとは一体何かな?」と。

そして、敢えて自らグループワークに加わらない学生にもこう言いました。

「積極的に自分から動かないといけないよ」と。

確かに、「一人でいる方が楽」、「自信がないから一人でいる」という主張も分かります。

しかし、

「あなたが新入社員で入社して、右も左も分からない。だから先輩に聞けば解決するのに、

何らかの理由で聞こうとしない。それでいいのですか?」と。

次回のペアワークでどのように変化をするのかが楽しみです。