伝わる話し方(11)-聞き方-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日は、難波で「堂々と価値ある話し方トレーニング」講座を開催しました。

ご参加していただいた方、またお手伝いしてくださった方、

本当にありがとうございました!

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さて、今日のブログのテーマは・・・

■聞き方

皆さん、変だと思いませんでしたか?

「伝わる話し方」のブログなのに、「聞き方」とは・・・。

実は、「話す」よりも「聞く」技術の方がレベルが高いのです。

あなたもこんなふうに叱られたことがありませんか?

「あんたは、最後まで話を聞いていない」

「もっと、人の話を聞きなさいよ」

この「話を聞く」とい技術は、男女の恋愛においても重要だそうです。

「話を聞いてくれる人」というのがモテる条件の1つだと言われています。

①自分は話を聞いているつもりなのですが・・・

そうなんです、実は私も叱られながら、「話を聞いているつもりなんやけどなあ」と思っていた方です。

私の何がいけなかったのでしょうか?

・あいづち

・共感の言葉(へえ、すごい、まじで、かわいそう・・・)

私に足りなかったのは上記の2つだけではありません。

相手の話を聞きながら何か別の作業をしていたり、

相手の目を見ていなかったり・・・

それ以来、相手と話をする時は他のことはせず、しっかりと相手の目を見て相手と共感するように心がけるようにしています

②「聞くこと」が「伝わる話し方」になるのはどういうこと?

もうずいぶん前の話です。

私が塾で働いていた時のことです。

あるお母さんが保護者会でお越しになりました。

夜の10:00~のスタートで、予定では30分で終わるはずでした。

しかし、そのお母さんは延々と話します。

気づけばもう日付は変わっていました。

そして、最後にこう言われたのを覚えています。

「先生の話、めちゃくちゃよく分かりました。娘の事よろしくお願いします」

そして涙を流すのです。

でも、実は私はほとんど話しませんでした。

では、お母さんの発言から何が分かるでしょうか。

・お母さんの話を夢中で聴いていた

・お母さんの言葉に共感の合図を発した

実は、それだけなのです。私が言ったのは本当に次のようなフレーズくらいです。

「夜遅くにすみません」

「へえ、それは大変でしたね」

「ご苦労なされているのですね」

「こんなに遅くまでありがとうございました」

お母さんの話す量を9とすれば、私は1くらいでした。

もうお分かりですか?

あなたが話をしなくても、あなたが一生懸命聞いていれば(反応していれば)、あなたは「話したこと」になるのです。

不思議でしょう?

でも、本当にコミュニケーションが上手な人は「話を徹底して聞く」技術を持っているのです。

 

 

伝わる話し方(7)- 頷きの確認と目を読むこと-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

話をする時に相手の顔(目)を見ることはとても大事です。

緊張すると、相手の顔(目)を見ることが難しいのですが、

相手の顔(目)を見なければ自分の話が伝わっているのかどうか分かりません

私は、塾の先生を始めた約20年前は生徒の顔(目)を見ることができませんでした。

20人以上の顔、40以上の目。

正直、最初は怖かったです。

生徒の顔の上の空間ばかり見ていました。

だから、「教えていることは正しくても、いない相手(空間)に話しかけているのだから、

誰にも伝わらない」のです。

■ 頷きの確認と目を読むこと

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あなたは1分で何文字話すのが伝わるスピードだと思いますか。

実は、1分=300文字がちょうど良いスピードだそうです。

しかし、実際に話をしていると「速いか遅いか」は分かりにくいです。

ですから私は、次の方法をとります。

・相手の頷きを確認する

相手の頷きは「リズム」です。

この「リズム」で自分の話すスピードを調整することができます。

そして、頷いてくれている時に、私は「間(ま)」を取ります

実は、この「間(ま)」が大事なのです。

「間(ま)」はわずか1秒しかありません。

しかし、この「1秒という沈黙」が相手に強烈な印象を与えるのです。

・相手の目を見る

最初は相手の目を見る、もしくは見続けるのは難しいかもしれません。

しかし練習を重ねればしっかりと目を見る、見続けることができます。

「目は口ほどにものを言う」

それくらい、目からはたくさんの情報が得られます。

・喜怒哀楽

・楽しい話

・つまらない話

・早く終わってよ~

・納得したよ

一度2人ペアで実験をしてみてください。

【実験】

1.目より下を何かで隠す。

2.心の中で喜怒哀楽の場面を思い浮かべる。

3.相手に、目だけを見てもらって気持ちを読んでもらう。

※「相手に当てさせないぞ!」と思わないでくださいね。