こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。
子どもが変わった瞬間、とても感動的です!
先週から、ある高校で新2年生の春期講習の授業を担当させていただいております。
本日は最終日ですが、感動ドラマのようでした。
私が担当していたクラスは学校でも厳しい学力のクラスと言われていました。
5回の授業でしたが、率直に感じたのは「ひもをほどけば、この子たちは伸びる」ということでした。
■ひもほどき
勉強が嫌いになる生徒や、ヤル気はあるのに成績が伸びない生徒は、
まるでグチャグチャになった毛糸玉のようです。
この子たちの学力では、英語も日本語を手掛かりにしないと解けません。
例えば、「~している」や「~でいる」はこの子たちの世界では現在進行形です。
しかし、「毎日本を読んでいる」は、英語では現在形です。
つまり、「~している」や「~でいる」を現在進行形だと思い込んでいたところに、
「現在進行形ではない」、という新たな情報が入ると、もう混乱状態です。
だから、一つ一つ絡まったひもをほどいてあげないといけません。
ひもがほどけてくると、
子どもたちはかなり自信を取り戻したちはかのようで、
友達と競いあったり、
「先生、オレ今までサボってきたけど本気で勉強するからオススメの問題集を教えて欲しい」と言ってきたほどです。
■潜在能力なんて、やってみないと分からない
そして最終日の今日、子どもたちにある国立大学の自由英作文を改編したものをやらせました。
辞書の使用を許可しました。
普通ならこんな授業はしないでしょう。
「文法もあやふや」
「単語も知らない」
「段落構成も知らない」
「英作文はこの子たちには必要ないやろ」
そんなふうに考える先生は多すぎです。
その反面、「チャレンジしろ」「困難に立ち向かえ」「やったらできる」と相反する精神論を掲げています。
先生が勝手に子どもの潜在能力を決めつけているのは本当に失礼な話です。
私は簡単な指示をしただけで、あとは子どもたちに任せました。
辞書でしらべる子、問題集で探す子、教科書を見る子、様々です。
そして誰一人手を休めることなく書いている。