おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。
「授業」について考えるブログの第3回です。
私はプロ講師ですが、普段意識しているのは「教える」ということではありません。
■授業とは対話である
私は、「授業は対話でなくてはいけない」と思っています。
しかし、ここで言う「対話」とは、授業中に生徒と雑談するということではありません。
(1)一体感作り
一般的に先生はアレもこれも説明したいと考えていますし、「説明しないと生徒が理解できない」と考えているようです。
そして、やたらと説明する先生ほど「今日は授業頑張った!」と勝手な自己満足に陥ります。
本来ならば、生徒の方が「授業頑張った!」と感じないといけません。
そのためには、生徒を巻き込むことが必要です。つまり、「一体感」を作る必要があります。
(2)いかに生徒を巻き込むか?
生徒を巻き込むためには、積極的に生徒に委ねることです。
私はよく授業でこのようなフレーズを使います。
「どうなると思う?」
「何でやと思う?」
「どんな法則が隠れていると思う?」
「間違ってもいいから思うことを言ってごらん!」
例え、誰一人発言しなくても良いのです。生徒は一生懸命考えています。
(3)生徒の反応をきちんと観察する
みんなの前で発言するのが恥ずかしいならば、「ノートに書いてごらん!」と伝えます。
そして机間巡視しながら、
「おしい!」
「1カ所訂正すれば完璧!」
などと声をかけてあげます。
そうするとあちこちから、
「先生、できた!」とアピールがあります。
声に出す子もいれば、アイコンタクトする子、ノートをちょこっと動かす子、小さく手を挙げる子。
上記は一例ですが、子どもを巻き込みながら対話をする。
バーバルな対話でも構わないし、ノンバーバルな対話でも構わないのです。
生徒に委ねると意外とその潜在能力を発揮するものです。