伝わる話し方(13)〈最終〉-感情のコントロール-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

「伝わる話し方」、いよいよラストのテーマとなりました。

今日もある方と「話し方」についてディスカッションをしました。

「話し方は『奥が深い』」-本当にその通りです。

さあ、今日のテーマは「感情のコントロール」です。

■感情のコントロール

話している時、あなたの顔は笑顔ですか?

それとも緊張でがちがちですか?

人は話の内容も聞いていますが、話し手の表情も見ているのです。

表情だけではありません。身振り手振り、体の動きなどもしっかりと見られているのです。

「見られている」というより「印象に残る」と言った方が良いでしょう。

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では、どのようにしたら自分の表情、態度を印象良くすることができるのでしょうか

①自分のスピーチしている様子を動画撮影をして、自分で確認する。

②スピーチをする前に、精神統一をし、心の中でスマイルを描く。(心と表情の連動

ここまではよくあるアドバイスです。

しかし、もっと強烈でテクニカルな方法があるのです。

それは・・・

自分が「優越感」を感じるようにする

つまり、自分が優越感に浸っていれば、人数に関係なくノリノリになれるのです。

では、どのようにすれば「ノリノリ」になれるのでしょうか?

それは「横」と「縦」を作るのです。

意味、分かりませんね(笑)

・横・・・あなたの知識を広げる【読書、セミナーなど様々な活動で知識を広げる】

・縦・・・話すテーマの深堀をする

横にも縦にも広がれば、その分「引き出し」が増え、

様々なリスナーに満足感を与えることができるのです。

リスナーの顔を見れば、あなたの話にリスナーが酔いしれているのが分かります。

あなたは自信があふれ、自然と話をするのが楽しくなります。

しかし、これにはあなたの努力が必要です。

こんな名言があります。

「経営者の器以上に会社は大きくならない」

これと同じです。

「あなたの器以上に、あなたの話はうまくならない」

あなたの魅力をもっともっと磨いてください。

※次回からは教育や英語についてのブログになります。

引き続きブログをお楽しみください。

 

伝わる話し方(12)-スピード-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

「伝わる話し方」ブログも今回を含めてあと2回です。

今日、あなたに伝えたいテーマは「スピード」です。

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本当は「スピード」については5回目のブログで伝える予定だったのですが、

いろいろとスピードについて検証していましたので、

今回のブログでの掲載となりました。

■スピード

①1分間で何文字が適正か?

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アナウンサーは1分間に「300~350文字」で原稿を読まれているようです。

あなたの話すスピードはどのくらいでしょうか?

②「速く読む箇所」「遅く読む箇所」を意識していますか?

私は「スピーチは『生き物』」だと考えています。

スピーチを自在に操ることによって、リズムが生まれ、観客を見えない波に巻き込む力が生まれます。

「1分間に300~350文字」と言っても、

「波」を発生させることで、より「伝わる」のです。

波を発生させる方法は「速く読む箇所」「遅く読む箇所」を作ることです。

・速く読む箇所:緊迫感があふれる場面、リズミカルな音を出す場面(タタタタタ・・・)

・遅く読む箇所:重要でリスナーにしっかりと聞いてほしい場面

遅く読む箇所は、あえて「声をワントーン大きく」「何度も繰り返す」というテクニックも取り入れてみましょう。

③止まる

「話す」だけではダメです。

敢えて、「話さない」時間を設けることが必要です。

つまり「間(ま)」です。

・読点(、)・・・1秒

・句点(。)・・・2秒

・場面の切り替え、重要な箇所に入る前、重要な箇所が終わる前・・・2秒

この「空白の間」、つまり「一瞬の沈黙」がリスナーに大きな影響を与えるのです。

リスナーは「沈黙」があると、

・何か話さなければならない

・真剣に考える場面だ

・重要なことを言うのではないか

と身構えるようになります。

この「間」をうまく使える人が「営業トップ」であったり、「授業が分かりやすい」先生であったりするのです。

 

 

伝わる話し方(11)-聞き方-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日は、難波で「堂々と価値ある話し方トレーニング」講座を開催しました。

ご参加していただいた方、またお手伝いしてくださった方、

本当にありがとうございました!

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さて、今日のブログのテーマは・・・

■聞き方

皆さん、変だと思いませんでしたか?

「伝わる話し方」のブログなのに、「聞き方」とは・・・。

実は、「話す」よりも「聞く」技術の方がレベルが高いのです。

あなたもこんなふうに叱られたことがありませんか?

「あんたは、最後まで話を聞いていない」

「もっと、人の話を聞きなさいよ」

この「話を聞く」とい技術は、男女の恋愛においても重要だそうです。

「話を聞いてくれる人」というのがモテる条件の1つだと言われています。

①自分は話を聞いているつもりなのですが・・・

そうなんです、実は私も叱られながら、「話を聞いているつもりなんやけどなあ」と思っていた方です。

私の何がいけなかったのでしょうか?

・あいづち

・共感の言葉(へえ、すごい、まじで、かわいそう・・・)

私に足りなかったのは上記の2つだけではありません。

相手の話を聞きながら何か別の作業をしていたり、

相手の目を見ていなかったり・・・

それ以来、相手と話をする時は他のことはせず、しっかりと相手の目を見て相手と共感するように心がけるようにしています

②「聞くこと」が「伝わる話し方」になるのはどういうこと?

もうずいぶん前の話です。

私が塾で働いていた時のことです。

あるお母さんが保護者会でお越しになりました。

夜の10:00~のスタートで、予定では30分で終わるはずでした。

しかし、そのお母さんは延々と話します。

気づけばもう日付は変わっていました。

そして、最後にこう言われたのを覚えています。

「先生の話、めちゃくちゃよく分かりました。娘の事よろしくお願いします」

そして涙を流すのです。

でも、実は私はほとんど話しませんでした。

では、お母さんの発言から何が分かるでしょうか。

・お母さんの話を夢中で聴いていた

・お母さんの言葉に共感の合図を発した

実は、それだけなのです。私が言ったのは本当に次のようなフレーズくらいです。

「夜遅くにすみません」

「へえ、それは大変でしたね」

「ご苦労なされているのですね」

「こんなに遅くまでありがとうございました」

お母さんの話す量を9とすれば、私は1くらいでした。

もうお分かりですか?

あなたが話をしなくても、あなたが一生懸命聞いていれば(反応していれば)、あなたは「話したこと」になるのです。

不思議でしょう?

でも、本当にコミュニケーションが上手な人は「話を徹底して聞く」技術を持っているのです。

 

 

伝わる話し方(10)-語尾-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

セミナーを始めてから1年が経とうとしています。

セミナー開始当初、妻に叱られたことがあります。

「あんた、語尾が聞き取られへんで」

妻は録音した私の声を聞かせてくれました。

確かに、私の語尾は消え入るようでした。

大変情けなく、またお客様にも申し訳なかったです。

■語尾

①力の抜けた語尾

人は誰でも、話し始めは力がこもっています。

伝えたい文の最初を意識するからです。

しかし、文の終わりになると、

安心するのか、語尾が聞き取りにくくなります。

英語とは異なり、日本語の述語は語尾にあります。

例えば、

「私はこのテーマについては賛成・・・」

の場合、

(1)賛成です

(2)賛成ではありません

(3)賛成いたしかねます

(4)賛成とは言えません

(5)賛成できるかもしれません

(6)賛成しようかな

など、いくつもの解釈ができます。

もちろん話の流れで理解することも可能ですが、

やはり語尾が聞き取れないと、リスナーも気になって仕方がありません。

何よりも、「消え入る語尾」には「自信のなさ」が現れます

②曖昧な語尾

プレゼントか商談とかになると、「断定」表現が不可欠です。

× 「~だと思われます」→ 〇「~です」

曖昧な語尾を使っていると、

「この人は商品知識がないのかな」

「自信がないのかな」

とマイナスな印象しか与えません。

そのため、プレゼンや商談では事前の準備が必要なのです。

昔、私が働いていた学習塾ですごい上司がいました。

ある生徒の親がクレームをつけてきました。

もちろん成績に関することと、高校に合格する可能性があるのかどうかという内容です。

その上司は、事前に相当の準備をされていました。

何度も何度もシミュレーションをしていらっしゃいました。

保護者から出る質問に対しては客観的な資料とともにはっきりと答えていました。

そのため、保護者は笑顔で「また息子をよろしくお願いします」とご対応くださいました。

もし、私が上司の立場でクレームを受ける立場ならば、

あの当時はできなかったかもしれません。

③終わらない語尾

プレゼンを聞いていると、よくあるのが「終わらない語尾」。

「~して、~して、~して、~だけれども、~で、そして~して、けれども~で」

いったいどこで文が終わるのか、一向に分からず、

また話している本人もパニックになっています。

これは「考えながら話している」ことに原因があります。

つまり、準備不足です。

プレゼンがうまい人は、「次にこの話題」「最後はこの話題」とある程度、ストーリーを決めています。

そして「簡潔に話すことがリズムを作る」ということも知っているからです。

 

 

伝わる話し方(9)-ラベル-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

突然ですがあなたは下記の言葉を聞いて、何を思い浮かべますか。

・キリン

・2月

・入学式

全員そうとは無理までも、

・キリン→ビール

・2月→バレンタイン

・入学式→4月またはサクラ

ではないでしょうか。

では、「あなた」は?

そう聞かれて、困りませんか?

「あなた」は一体何でしょうか?

あなたが小学生や中学生だった頃を思い出してください。

例えば、

・〇〇先生→怒ったら怖い

・〇〇先生→テストに出るところを教えてくれる

のような感じです。

これを「ラベル」と言います。

■ラベルを作る

「話し方」と言っても、人前で話すときにはある程度台本を用意します。

台本なしで話すのはかなり無理があります。

台本はイコール内容のことですが、

それ以上に大事なのは、

「今日はどんな人が話してくれるのだろうか」

とリスナーに期待を抱かせることが大事なのです。

「今日は、〇〇会社の部長さんが来る」のように、肩書があればいいのですが、

肩書がないという方でも、自分でラベル(肩書)を作れるのです

つまり、「あなたのセールスポイントは何なのか?」ということです。

たとえ、皆の前であなたの紹介がなくても、

あなた自身があなたのラベルを思い込むことが大事なのです。

さあ、あなたのラベル=肩書=セールスポイントをどんどん書きましょう。

最低20個は書きましょう。

・明るい

・誰とでも打ち解ける

・英語が話せる

・スキューバダイビングが大好きだ

・教育を専門に仕事をしている

・本を読むのが好きだ

・人の悩みを解決するのが好きだ

・人を幸せにする仕事がしたい

・妻思いだ

・パソコンを打つのが速い

・仕事は期日までに仕上げる

・声が大きい

・コーヒーが大好きだ

・ニュースをよく見る

・新しいことが好きだ

・なんでもチャレンジする

・失敗を恐れない

・旅行がとにかく好きだ

・子供を教えるのが好きだ

・我慢強い

さあ、私は自分に関して20個挙げてみました。

この中で、優先順位1位~3位をつけてみてください

1.人を幸せにする仕事がしたい

2.教育を専門に仕事をしている

3.子どもを教えるのが好きだ

次に、キーワードを作成しましょう。

・幸せ

・教育

・教える

この3つを入れたフレーズを考えてみてください。

〈例〉「教育活動を通じて、人が幸せになれるような方法を教えます」

まだまだ下手なラベルですが、

これでも「この人はこんなことをしている人なんだな」というのが伝わるはずですし、

例え口に出さなくても、

ラベルを強烈に意識すれば、

あなたの話す内容や雰囲気からもラベルが伝わるようになります。

 

伝わる話し方(8)-落差のある話し方-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日はシリーズ8回目となる「落差のある話し方」です。

人は、「ギャップ」に弱いです。

・見た目と性格のギャップ

・チャラチャラしているようで、めちゃくちゃ気遣いのある若者

・貧弱そうで、筋肉ムキムキ

など人は「ギャップ(=落差)」に強く印象が残ります

■落差のある話し方

落差のある話し方の技術としてすぐに使えるものがいくつかあります。

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【見た目が硬派なタイプの場合】

・スピーチの中でプライベートのかわいらしい話を出す

〈例〉奥さんに尻にしかれている、お小遣い制、お花に水やり、かわいらしいニックネームなど・・・

(効果)スピーカー(話し手)に親しみを持つことができる、笑いを誘える

【見た目が弱々しいタイプの場合】

・武勇伝を語る

〈例〉見た目は弱々しく見えるかもしれませんが(→自虐ネタで笑い)、

実はキックボクシングをやっているんです!

【真面目な人と思われているタイプの場合】

・ボケる、ダジャレを言う

〈例〉takeの意味は「つれていく」、もう1回言うよ、takeの意味は「つれ・ていく」

(効果)小さな笑いがあちこちで起こります〈このネタは英語講師ならよく言うかもしれませんね〉

この「落差のある話し方」とうのは、

ある程度自分が周りからどう評価されているのか理解しておく必要があり、

普段硬派な人が武勇伝を語ったところで単なる自慢話にしかすぎません。

落差のある話し方をするためには、

お笑いとか落語とかを見たりすると勉強になります。

そこには隠された緻密な計算があるのですから。

 

 

 

伝わる話し方(7)- 頷きの確認と目を読むこと-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

話をする時に相手の顔(目)を見ることはとても大事です。

緊張すると、相手の顔(目)を見ることが難しいのですが、

相手の顔(目)を見なければ自分の話が伝わっているのかどうか分かりません

私は、塾の先生を始めた約20年前は生徒の顔(目)を見ることができませんでした。

20人以上の顔、40以上の目。

正直、最初は怖かったです。

生徒の顔の上の空間ばかり見ていました。

だから、「教えていることは正しくても、いない相手(空間)に話しかけているのだから、

誰にも伝わらない」のです。

■ 頷きの確認と目を読むこと

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あなたは1分で何文字話すのが伝わるスピードだと思いますか。

実は、1分=300文字がちょうど良いスピードだそうです。

しかし、実際に話をしていると「速いか遅いか」は分かりにくいです。

ですから私は、次の方法をとります。

・相手の頷きを確認する

相手の頷きは「リズム」です。

この「リズム」で自分の話すスピードを調整することができます。

そして、頷いてくれている時に、私は「間(ま)」を取ります

実は、この「間(ま)」が大事なのです。

「間(ま)」はわずか1秒しかありません。

しかし、この「1秒という沈黙」が相手に強烈な印象を与えるのです。

・相手の目を見る

最初は相手の目を見る、もしくは見続けるのは難しいかもしれません。

しかし練習を重ねればしっかりと目を見る、見続けることができます。

「目は口ほどにものを言う」

それくらい、目からはたくさんの情報が得られます。

・喜怒哀楽

・楽しい話

・つまらない話

・早く終わってよ~

・納得したよ

一度2人ペアで実験をしてみてください。

【実験】

1.目より下を何かで隠す。

2.心の中で喜怒哀楽の場面を思い浮かべる。

3.相手に、目だけを見てもらって気持ちを読んでもらう。

※「相手に当てさせないぞ!」と思わないでくださいね。

伝わる話し方(6)-動画的表現-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今回のテーマは「動画的表現」です。

ちょっと話は横にそれますが、

最近授業をしていると「時代の変化」に気づくことがよくあります。

例えば、

I have seen the movie before.

という文を和訳させたところ・・・

以前は、「私は前にその映画を見たことがあります」

と訳す生徒が大半でした。

ところが、最近の中高生は

「私は以前にそのムービー(動画)を見たことがあります」

と訳す生徒が増えました。

もうmovieは「映画」じゃないんですね・・・。

はい、横道は終了。

■動画的表現

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①具体的に表現しよう

あなたは、上の写真をどのように表現しますか。

×「女の子が応援している」

なんてやると、全く具体的ではないです。

△「女の子がメガホンを持って応援している」

少し具体的になりましたね。でもまだまだ不十分。

△「女の子がメガホンを持って大きな声で叫んでいる」

「応援している」が「大きな声で叫んでいる」と表現がグレードアップしました。

でも、まだ不十分です。

〇「桜の木の下で、女の子が赤いメガホンを握りしめ、ありったけの声で叫んでいる」

かなり良くなりました。

②動画的表現とは?

確かに、最後の

「桜の木の下で、女の子が赤いメガホンを握りしめ、ありったけの声で叫んでいる」

「握りしめ」「叫んでいる」というところから「動き」が感じられます。

しかし、私はもっともっと細かく表現したいのです。

例えば、アニメのめちゃくちゃ重要な場面を思い出してください。

テレビ画面では全身ではなく、

「目だけ」「腕だけ」「ラケットだけ」「ボールだけ」

のように、特定の部分が大きく映し出されていませんか。

しかも、そのような場面は、やたらと引き延ばそうとするし、CMをまたぐことだってある。

そうなんです!

「全体よりも部分!時間を長く!」です。

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「右手の親指と人差し指に力をこめ、真っ赤なメガホンを握っている。

彼女の目はきつく閉じられたまま。あごをややあげ、腹の底から叫んでいる。

これ以上ないくらいの割れんばかりの声で。」

かなり変わりましたね。

しかも、短い文を多用することで、リズムと緊張感が生み出されます。

「~して~して~して~して~して・・・」

というような話を聞いていたら、聞く側は辛くないですか。

 

 

 

 

 

 

 

前向きになる子供たちを育てているもの

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

昨日はとてもうれしいことがありました!

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■上に行きたい!

昨日初めて、生徒たちが感情をあらわにする場面がありました。

「先生、僕、絶対に上のクラスに行きたいねん!」

「私も、上に行きたい!上のクラスの担当も先生やんな?」

高2の授業が終わった後、なかなか生徒が帰らないどころか、

「本気で上を目指したい」という強い気持ちを私にぶつけてきました。

これは、そこで働くスタッフ全員が

「この子たちを何とか伸ばしてあげたい」

と日々子どもたちと向き合っているからです。

そして、スタッフと講師との間の会話もほとんどが「生徒」「授業」のことです。

「人数」「売上」「イベント」などという話ではなく、

「生徒や授業を一番大切にしている」からこそ、

そのスタッフの思いが生徒たちに伝わっているのです。

そして、さらには、

今の高3生の結果が素晴らしいということもあるからです。

何を一番大切にするか、もう一度見直してみませんか?

 

伝わる話し方(5)-テーマの絞り込み-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日の「伝わる話し方」は「テーマの絞り込み」です。

今はどうなのか分からないですけど、

小学校や中学校の校長先生の話って「すごく長いし、何を言っているのか分からない」

なんてこと、ありませんでした?

だから、生徒は話を聞いていなかったり、私語をしていたり。

これは「生徒が悪い」のではないです。

生徒が頑張って聞くような話にしていない先生の方に原因があるのです。

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それを「子供は集中力がないから」と片付けていませんか

・好きなドラマを見ているとき

・好きなアニメを見ているとき

・好きな歌を歌っているとき

・好きな先生の授業の時

など、子供は集中していませんか?

子供が集中するようなコンテンツ(内容)とはどんなものなのでしょうか?

それこそが「テーマの絞り込み」にあるのです。

■テーマの絞り込み

例えば、「iPhoneについて」話をするとします。

あなたなら、どんな話をしますか。

①マトリックスを使おう

・        ・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・       A   ・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・        ・

(1)

横に2本、縦に2本の線を引き、合計9マスのマトリックスを作ってください。

そして真ん中のAに「iPhone」と書きます。

そして、周りの8マスにiPhoneについてあなたが話したいことを簡単に書きます。

〈例〉

便利 ・ ルーター ・  動画

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

写真 ・ iPhone   ・ みんな持っている

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

語学 ・ ジョブズ ・ アプリ

 

(2)

周りの8つの中から、1つだけ「自信を持って」話せるテーマを選んでください

今度は、新たなマトリックスの真ん中にその選んだテーマを書きます。

・        ・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・       便利  ・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・        ・

そして、さらにそのテーマに関連することを周りの8マスに埋めます。

全部埋まらなくても構いません。最低3つは欲しいですね。

(3)

周りが埋まったら、その中で一番話をしたいものを1つだけ選びます

さあ、これで内容の絞り込みができましたね。

②3段落で話すための順番

ここまでくれば、話があっちにいったり、こっちにいったりはしません。

例えば私の場合ですが・・・

〈iPhone〉→〈便利〉→〈クラウド〉

とします。

そうすると、「クラウド」について書けばいいのです。

次に問題になるのは「クラウドの何」を書くのかです。

ここで2つの話の持っていきかたを紹介します。

両方とも共通することは「3段落構成」です。これが一番話しやすいし、まとめやすい。

(パターンA)結論→具体例 or 理由→結論

(パターンB)苦労→工夫・改善→成功

「パターンA」

最初の結論(=主張)は短くしてください。〈例〉クラウドは便利だ。

具体例or理由を、めちゃくちゃ詳しくしてください(これが勝負です!)

ITが苦手な人もいます。ですから専門用語は極力使わず、

身振り手振り、時にはホワイトボードを用いたりするなど、「初心者でもわかるように」噛み砕いてください。

相手に同意を求めるような疑問形を使ってもいいでしょう。

〈例〉〇〇なこと、ありませんでしたか?

第三者や客観的事実(データ)を用意するのも、なお説得力が増します

最後の結論(=主張)は短い方がいいですが、最初の結論とは別の表現を使ってください

〈例〉だから、iPhoneは電話やメールだけではないのです。仕事でも十分に使えるのです。

「パターンB」

「苦労」から始める理由は、リスナーとの「共感(ラポール)」を築くためです。

※私(プレゼンター)も皆様(リスナー)と同様に、〇〇なことで苦労してきたのです。→一体感の演出

「工夫・改善」は、いわゆる「お悩み解決」です。あなたがヒーロー・ヒロインになれる瞬間です。

※リスナーが気づいていないかもしれない、あっと驚く便利な方法を具体的に伝えましょう。

「成功」は、クラウドを導入したことで何がどう劇的に変化したのかをまとめる最終段階です。

ここで、1つ重要なことをお伝えします。

「頭の中だけで考えないこと!必ず紙に書くこと!書いたら誰かに読んでもらうこと!」