こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。
「伝わる話し方」ブログも今回を含めてあと2回です。
今日、あなたに伝えたいテーマは「スピード」です。
本当は「スピード」については5回目のブログで伝える予定だったのですが、
いろいろとスピードについて検証していましたので、
今回のブログでの掲載となりました。
■スピード
①1分間で何文字が適正か?
アナウンサーは1分間に「300~350文字」で原稿を読まれているようです。
あなたの話すスピードはどのくらいでしょうか?
②「速く読む箇所」「遅く読む箇所」を意識していますか?
私は「スピーチは『生き物』」だと考えています。
スピーチを自在に操ることによって、リズムが生まれ、観客を見えない波に巻き込む力が生まれます。
「1分間に300~350文字」と言っても、
「波」を発生させることで、より「伝わる」のです。
波を発生させる方法は「速く読む箇所」「遅く読む箇所」を作ることです。
・速く読む箇所:緊迫感があふれる場面、リズミカルな音を出す場面(タタタタタ・・・)
・遅く読む箇所:重要でリスナーにしっかりと聞いてほしい場面
遅く読む箇所は、あえて「声をワントーン大きく」「何度も繰り返す」というテクニックも取り入れてみましょう。
③止まる
「話す」だけではダメです。
敢えて、「話さない」時間を設けることが必要です。
つまり「間(ま)」です。
・読点(、)・・・1秒
・句点(。)・・・2秒
・場面の切り替え、重要な箇所に入る前、重要な箇所が終わる前・・・2秒
この「空白の間」、つまり「一瞬の沈黙」がリスナーに大きな影響を与えるのです。
リスナーは「沈黙」があると、
・何か話さなければならない
・真剣に考える場面だ
・重要なことを言うのではないか
と身構えるようになります。
この「間」をうまく使える人が「営業トップ」であったり、「授業が分かりやすい」先生であったりするのです。