おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。
昨日、ある方からこんな質問をされました。
「子どものやる気を出させるためにはどうすればいいですか」
さて、あなたならばどのように答えますか。
■その科目を教えるだけでいいってもんやないやろ!
(1)私はランナーであり、トレーナー
私は2年前までは英語の先生でした。
しかし、今の私は英語の先生でありません。
子どもと一緒に走るランナーであり、子どもの能力を引き出すトレーナーです。
その手段の1つとして英語があるにすぎません。
(2)テキストを教えるのではない
私はテキスト「を」教えません。テキスト「で」教えます。
どういうことか理解できますか?
テキストという題材を用いて、問題以上のことを伝えます。
例えば、英文の裏に隠された「文化」「歴史」「考え方」などです。
英語嫌いでも、歴史に興味がある子がいれば、
「歴史」が入り口となって英語に興味を持ってくれるかもしれません。
英語嫌いでも、英語が持つワールドワイドな力を知れば、
「世界で働きたい」と思って英語に興味を持ってくれるかもしれません。
(3)授業よりも授業以外
80分の授業で賢くなんかなりません。
80分の授業なんて「きっかけ」にしかすぎません。
その80分で「何を伝えるか」が先生の力ではないでしょうか。
80分以外で勉強にもっと取り組めるようにどう先生が話をするのか。
どのようにして子どものやる気を引き出すのか。
それを考えるのが先生の仕事であり、先生という仕事の魅力だと私は考えています。
だから、生徒を出迎えること、生徒を送り出すこと、休憩時間のコミュニケーションがとても大事です。
生徒の様子を授業以外でも観察する。
何気ない一言を聞きもらさない。
子どもとの距離を縮め、子どもが何に関心があるのかを見つける。
子どもを褒めるポイントを見つけ、子どもの変化を見抜く。
そんな力量が先生に求められていると私は思います。
生徒の話をよくする塾は、とても集客できている塾です。
仕事の話しかしない塾は、いずれは衰退するかもしれません。