伝わる話し方(5)-テーマの絞り込み-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日の「伝わる話し方」は「テーマの絞り込み」です。

今はどうなのか分からないですけど、

小学校や中学校の校長先生の話って「すごく長いし、何を言っているのか分からない」

なんてこと、ありませんでした?

だから、生徒は話を聞いていなかったり、私語をしていたり。

これは「生徒が悪い」のではないです。

生徒が頑張って聞くような話にしていない先生の方に原因があるのです。

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それを「子供は集中力がないから」と片付けていませんか

・好きなドラマを見ているとき

・好きなアニメを見ているとき

・好きな歌を歌っているとき

・好きな先生の授業の時

など、子供は集中していませんか?

子供が集中するようなコンテンツ(内容)とはどんなものなのでしょうか?

それこそが「テーマの絞り込み」にあるのです。

■テーマの絞り込み

例えば、「iPhoneについて」話をするとします。

あなたなら、どんな話をしますか。

①マトリックスを使おう

・        ・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・       A   ・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・        ・

(1)

横に2本、縦に2本の線を引き、合計9マスのマトリックスを作ってください。

そして真ん中のAに「iPhone」と書きます。

そして、周りの8マスにiPhoneについてあなたが話したいことを簡単に書きます。

〈例〉

便利 ・ ルーター ・  動画

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

写真 ・ iPhone   ・ みんな持っている

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

語学 ・ ジョブズ ・ アプリ

 

(2)

周りの8つの中から、1つだけ「自信を持って」話せるテーマを選んでください

今度は、新たなマトリックスの真ん中にその選んだテーマを書きます。

・        ・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・       便利  ・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・        ・

そして、さらにそのテーマに関連することを周りの8マスに埋めます。

全部埋まらなくても構いません。最低3つは欲しいですね。

(3)

周りが埋まったら、その中で一番話をしたいものを1つだけ選びます

さあ、これで内容の絞り込みができましたね。

②3段落で話すための順番

ここまでくれば、話があっちにいったり、こっちにいったりはしません。

例えば私の場合ですが・・・

〈iPhone〉→〈便利〉→〈クラウド〉

とします。

そうすると、「クラウド」について書けばいいのです。

次に問題になるのは「クラウドの何」を書くのかです。

ここで2つの話の持っていきかたを紹介します。

両方とも共通することは「3段落構成」です。これが一番話しやすいし、まとめやすい。

(パターンA)結論→具体例 or 理由→結論

(パターンB)苦労→工夫・改善→成功

「パターンA」

最初の結論(=主張)は短くしてください。〈例〉クラウドは便利だ。

具体例or理由を、めちゃくちゃ詳しくしてください(これが勝負です!)

ITが苦手な人もいます。ですから専門用語は極力使わず、

身振り手振り、時にはホワイトボードを用いたりするなど、「初心者でもわかるように」噛み砕いてください。

相手に同意を求めるような疑問形を使ってもいいでしょう。

〈例〉〇〇なこと、ありませんでしたか?

第三者や客観的事実(データ)を用意するのも、なお説得力が増します

最後の結論(=主張)は短い方がいいですが、最初の結論とは別の表現を使ってください

〈例〉だから、iPhoneは電話やメールだけではないのです。仕事でも十分に使えるのです。

「パターンB」

「苦労」から始める理由は、リスナーとの「共感(ラポール)」を築くためです。

※私(プレゼンター)も皆様(リスナー)と同様に、〇〇なことで苦労してきたのです。→一体感の演出

「工夫・改善」は、いわゆる「お悩み解決」です。あなたがヒーロー・ヒロインになれる瞬間です。

※リスナーが気づいていないかもしれない、あっと驚く便利な方法を具体的に伝えましょう。

「成功」は、クラウドを導入したことで何がどう劇的に変化したのかをまとめる最終段階です。

ここで、1つ重要なことをお伝えします。

「頭の中だけで考えないこと!必ず紙に書くこと!書いたら誰かに読んでもらうこと!」

 

 

 

伝わる話し方(4)-タイトル-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

本日で4回目の「伝わる話し方」【全13回】です。

今日のテーマは「タイトル」です。

ここで言う「タイトル」は、

ブログとかホームページとかのタイトルではありません。

・プレゼン

・上司、取引先とのやり取り

・先生と生徒

など、コミュニケーションを円滑にするための「タイトル」作りです。

■コミュニケーションにおける「タイトル」作り

私は授業をする時には必ず「タイトル」を意識します。

「タイトル」は「テーマ」と置き換えても構いません。

例えば、高校1年生に「関係代名詞を教える」授業があったとします。

その時に私が強く意識することは以下のことです。

・関係代名詞を1回80分の授業で何回に分けて教えるか?

     ↓

・1回ごとのテーマ(タイトル)は何か?

     ↓

・今日の授業のテーマ(タイトル)は「〇〇」にしよう

※「テーマの絞り込み」は明日のブログで!

つまり、全体の流れを意識して、

そこから逆算し、

「今回は〇〇でいこう!」と決めるべきなのです。

タイトルを決めておけば、次のようなメリットが生まれます。

【プレゼンター(話し手)のメリット】

①話が組立やすいプレビュー

②話の内容を覚えやすい

③ゆっくりと、深く話せる→具体例を用意しやすい

④次回への「予告」ができる→リスナー(聞き手)にとっては「次回」が楽しみ

⑤話しすぎる危険性を回避できる

【リスナー(聞き手)のメリット】

①聞きやすい

②要点が分かりやすい

③内容が動画のように理解しやすい

例えば、「遠足」についてみんなの前で発表するとしましょう。

小学校低学年でやってしまいがちな文章です。

「朝5:30に起きて、お弁当を作ってもらって、6:30に家を出て、学校に着いて、バスに乗って、

眠たくなったのでバスの中で寝ました。お昼ご飯は班で食べて、おいしかったです。

きれいなお花を見たり、高台に登ったりしました。楽しかったです。」

あなたのプレゼンも上のような悪い例になっていませんか?

製品のメリットを伝えるときに、「あれもこれも伝える」のはダメです。

話している本人の反応は2通りです。

・いっぱい話せて満足した。

・相手がつまらなさそうにしている。まずい、どこで話をミスったのか?

大概は後者です。

そうならないように、「いっぱい伝えたいことはあるけど、今日は『コレ』」と決めることが大事です。

「ママ、今日のお弁当ありがとう!大好きなウィンナーがいつもより多めに入っていて、とてもうれしかった。それに、あのフワフワの卵焼き。こんな口の中でとろけるような卵焼きは初めて!どうやって作ったの?今度教えてね。友達からは『雄一の弁当、うまそうだなあ』と言われたよ。やっぱりママのお弁当は僕の自慢。おかげで昼からの登山、はりきっちゃった!」

「この手帳は、単なるスケジュール帳ではありません。仕事の予定とかプライベートの予定よりも、もっと重要なことが書けるのです。この手帳を書いていれば、あなたの現在に対する不安がなくなり、未来に対して確信が持てます。今まで目の前のことをこなす人生ではなかったですか?そんな人生で満足ですか?この手帳は、目標が書けるだけでなく、あなたの人生を変えてしまう勢いのある手帳です。『本当に重要なことや行動することの大切さを伝えてくれる』魔法の手帳なのです」

 

 

 

 

 

 

 

伝わる話し方(3)-ベネフィット-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

先日より連載を始めた【全13回シリーズ】の3回目となる「伝わる話し方」です。

「伝わる」というのは、

言い換えれば、

「相手が聞いてくれる」

「あなたの話には聞く価値がある」

ということです。

つまり、

「プレゼンター(話し手)に対する信頼感」が何よりも大事なのです。

■ベネフィット

では、その「信頼感」をどのように構築すればよいのでしょうか。

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・誠実さ

・過去の実績

・口コミ

・身だしなみ

・笑顔

こういったものが「プレゼンターの信頼感」を高めるのに必要なことだと思われます。

「伝わる」というのは、

言い換えれば、

「相手が聞いてくれる」

「あなたの話には聞く価値がある」

ということです。

つまり、

「プレゼンター(話し手)に対する信頼感」が何よりも大事なのです。

名刺交換会などを思い浮かべてください。

これまで異業種交流会などで名刺交換をたくさんしてきた、でも、名刺を交換するだけで、

それ以上の進展はなかった・・・

なんてこと、ありません?

それは、お互いにベネフィット(利益)を得られなかったからです。

さて、プレゼンターであるあなたはいくつのベネフィットを与えられますか。

つまり、あなたの得意技はなんですか。

・英語が話せます

・企業コンサルをやっています

・独立起業の支援をやっています

・パソコン修理が詳しいです

・スポーツが大好きで、〇〇選手とも知り合いです

どんな小さなことでも構いません。

あなたのベネフィットを自己紹介とともに相手に伝えてみればそれだけでも伝わり方は変わります。

結局は、「伝わる話し方」というのは「あなたを伝える」ということですから。

伝わる話し方(2)-一体感-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

昨日から始まった「伝わる話し方」についてのブログです。

全13回になり、本日は第2回です。

昨日は、「話し方がうまくなる12要素」について概要を述べました。

今日から、12要素のうち1要素ずつ取り上げて、説明していきます。

■一体感

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プレゼンター(話し手)は、リスナー(聞き手)の存在を無視して勝手に話し始めてはいけません。

プレゼンターはリスナーの興味のないことを話してはいけません。

プレゼンターがまずすべきことは、リスナーとの「一体感」です。

では、どのようにして一体感を作り出せばいいのでしょうか。

・褒める(具体的に)

・共通の話題から始める

・共感する

・疑問形から始める(問いかける)

・プライベートの話題を少し出す

・リスナーが苦労している事柄に対して「自分もかつては苦労していた」という話を出す

私は、仕事柄よく講演会に行かせていただいたり、セミナーをさせていただいたりしています。

事前にリスナーの分析をしておきます。

・年齢層

・男女比

・仕事

・役職

・目的

・(学校の場合)進学主体or就職主体

・(学校の場合)国公立or私立

・(学校の場合)理系or文系

・(学校の場合)学年

・(学校の場合)学校の特色、部活の実績、有名人の出身校かどうか、清掃の具合

また、上に書いた以上に重要なのが「講演会(セミナー)開催の地理状況」です。

・どんな駅?

・駅前に何があるのか

・名物は?

・方言は?

・歴史は?

このように、いくつかの「共通の話題」や「共感」できるポイント、「褒めポイント」を準備しておきます。

さらに、上級テクニックとして使えるのが「疑問形」です。

リスナーにとって、プレゼンターは「先生」みたいなものです。

その「先生」であるプレゼンターが「生徒」になるのです。

かつて、このような経験がありました。

ある高校にガイダンスに行った時のこと。

授業までに時間があったのでコンビニでコーヒーでも買おうかと思ったのですが、

高校の周りにはコンビニがまったくありませんでした。

そこで、私は最初にこう生徒たちに質問しました。

「みんな、この近くにコンビニはないの?」と。

そうすると、生徒たちはお互いに顔を見合いながら、

「えっ、あそこにあるんちゃうん?」

「あのコンビニが一番近いよな」

と小さな声で話始めました。

そして一番盛り上がってそうなグループの近くに行って、「やっぱりコンビニあるん?」

と聞きました。

そうすると、生徒たちは自慢げに「○○っていうコンビニが、△△の近くにあるよ」と話してくれました。

そこで私は畳み掛けるように、「そこにコーヒーは売っているの?」と聞くと、

別のグループが「売ってる、売ってる!」となります。

これで、十分に生徒たち(リスナー)との距離が縮まりました。

あとは、話がしやすかったのを覚えています。

「リスナー」と「プレゼンター」の距離を縮めるためにも、最初に「一体感」の演出が必要です。

伝わる話し方(1)

 

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日は梅田で「堂々と価値ある話し方トレーニング」をやってきました!

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私も大学を卒業後20年近く講師をやっていますが、

1年目に生徒たちから言われた言葉が今でも「グサリ」と突き刺さっています。

「前の先生の方がわかりやすかった」

本当にショックでした。

それからは「どうやったら話し方がうまくなるのか」の研究の日々でした。

話し方がうまくなるための12要素

話し方がうまくなるためには12の要素が必要です。

1.  一体感

2. ベネフィット

3. タイトル

4. テーマの絞り込み

5. スピード

6. 動画的表現

7. 頷きの確認と目を読むこと

8. 落差のある話し方

9. ラベル

10. 語尾

11. 聞き方

12. 感情のコントロール

明日から1テーマ1ブログで説明していきます。

 

 

【2/1満員御礼】堂々として価値ある話し方セミナー

 

 

感謝!

おかげさまで、2月1日の弊社主催「堂々として価値ある話し方セミナー」が満席となりました。

本セミナーは、単に「話し方のテクニック」を教えるだけではありません

どうすれば「相手に伝わるか」をもっと心理的な面から講義するとともに参加者に実際に発表していただきます

たった2時間ですが、徹底的に鍛えていきます。

次回は2月11日(水)です。詳細はコチラ

また3月も実施いたします。

 

 

良いセミナーの条件

絶好調様です。GOSPAコンサルタントの西です。

2015年も始まって、早1か月が経とうとしています。

私も1月~3月に怒涛のセミナーがあります。

セミナーをしていると、「本当にたくさんのお客様が来てくれるんだなあ」と

いつも感謝しております。

自分で言うのもなんですが、「良いセミナーの条件」とは何でしょうか?

■良いセミナーの条件

セミナーもピンキリです。

無料のセミナーもあれば有料のセミナーもあります。

時間も2時間~半日、連日など様々です。

では、どんな基準でセミナーを選べば良いのでしょうか。

私が一般的にチェックしていることについてお伝えします。

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〈外的要因〉

①日時、場所が都合が良い

②自分の財布から出せる金額

③セミナーサイトの情報だけでなく、SNSが充実している(ホームページ、Facebookページ、ブログ、Twitterなど)

→③に関しては、考えようによっては「内的要因」となります。

〈内的要因〉

④セミナーサイトの情報から、ある程度、主催者・主催会社の顔が見える

→上記〈外的要因③〉でも述べましたが、SNSが充実していると、「人柄」が分かります。

⑤口コミがある、または、セミナー参加者の声が見られる

⑥自分が行きたい、学びたいと思える内容である(ワクワク感)

上記、①~⑥は「セミナー選び」の基準です。

では、実際にセミナーに参加したときに「もっと学びたいなあ」と思える基準は何でしょうか

⑦講師の人柄

⑧セミナー中にどのくらい「ワクワク」「ドキドキ」したか

⑨セミナーの内容に共感できて、「自分にも当てはまる!」と思えたか

皆さんは、どのような基準でセミナーを選んでいるのでしょうか。

お聞かせくださいね。

拝読、ありがとうございます。