4月5日(日)堂々と価値ある話し方セミナー〈報告〉

こんばんは。

WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日も梅田で「堂々と価値ある話し方セミナー」を開催してまいりました。

参加者数は11名。西は広島、東は愛知からもお越しくださいました。

新入社員、入社2年目、教員など様々な方が受講されました。

本当にありがとうございました。

本日参加された方の感想の一部をご紹介します。

・日ごろ授業をしていて「生徒がいて」成り立っていることは分かってはいても、重要度は自分の中で高くありませんでした。今日のセミナーで実際に自分たちで「スピーチをする方」「スピーチを聞く方」の両方体験することで、いかに「相手のこと」を考えて話さないといけないかを実感しました。今後授業案を考える際、これはしっかりと頭に入れておこうと思います。ありがとうございました。(教員)

・「話し方」を教えられている西さんは、どんな話し方でセミナーをされるのか楽しみにしていました。実際はスピードや間など、とても心地よく受けることができました!最後はスピーチまでしてとても緊張しましたが、一連の流れ(準備)やテーマの絞り方が分かって充実した時間でした。(広告代理店営業)

・スピーチの難しさ、準備の大切さ、自分と上手な人のどこが違うかが知ることができて勉強になりました。(新入社員)

・テキストも内容も盛りだくさんで非常に勉強になりました。3分間スピーチは緊張しましたが、いつものように話す内容に困る、ということはなく準備の大切さを実感しました。(IT関連)

・大変勉強になりました。プレゼンを今までしたことがなく、意識をしたこともないので意識する点を理解できました。ありがとうございます。また参加させてください。(入社2年目)

☆次回は4月26日(日)9:30~11:50です。⇒コチラ

皆さんのご参加をお待ちしております。

 

面接で通らない理由は?

こんばんは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日は大阪は雨ですね。

せっかくの桜も今日はしょぼくれていました・・・。

今朝から本当に忙しかった!

しかも、準備不足のための大失敗。

早朝からこの4月から授業を持たせていただく高校様との打ち合わせのために、

いつもの駅まで車で向かったのですが、電車の時間を勘違いして1分の差で目当ての電車に乗れず。

すぐに、Google Mapで検索して、車で移動。

途中、高速道路を下り間違えたり、乗り間違えたりして(笑)

現地の到着後、打ち合わせ。

その後、入院している祖母のお見舞いに実家のある和歌山に戻るも、これまた高速道路を下り間違えたり・・・。

■面接で通らない理由は?

私は大学でもキャリア講座の授業を担当させていただいておりますし、

また日曜日を中心に「話し方セミナー」を開催しておりますが、

最近増えている相談が「面接に通らない」ということです。

その理由は一体何なのでしょうか。

私はその理由を大きく分けて3つ考えています。

(1)バーバルコミュニケーション

(2)ノンバーバルコミュニケーション

(3)マッチング

■バーバルコミュニケーション

「バーバル」とは「言葉」です。

つまり、言葉でどうやって相手に伝えるかです。

「早口」「論理的でない」「言いたいことが分からない」「質問に対する答えになっていない」

など、その人の話し方を聞いていれば分かります。

■ノンバーバルコミュニケーション

身だしなみ、笑顔など、「言葉」以外の印象になります。

もともと「無愛想に見られてしまう」方もいます。

そのような場合は、毎日、鏡に向かって「笑顔」を作る練習をしてみてください。

■マッチング

面接が通らない理由の中で、受験者が気付かないのが「マッチング」です。

結局、採用者は「この人と長く一緒に働けるか」「この職場で求められている人物像かどうか」を見ているのです。

ですから、「どんな人を採用したがっているのか」をきちんと理解しておかなければなりません。

「求めている人物像」とは異なる言動をしてしまった場合は、採用はあり得ませんのでご注意ください。

子どもの「ひもほどき」

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

子どもが変わった瞬間、とても感動的です!

先週から、ある高校で新2年生の春期講習の授業を担当させていただいております。

本日は最終日ですが、感動ドラマのようでした

私が担当していたクラスは学校でも厳しい学力のクラスと言われていました。

5回の授業でしたが、率直に感じたのは「ひもをほどけば、この子たちは伸びる」ということでした。

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■ひもほどき

勉強が嫌いになる生徒や、ヤル気はあるのに成績が伸びない生徒は、

まるでグチャグチャになった毛糸玉のようです。

この子たちの学力では、英語も日本語を手掛かりにしないと解けません。

例えば、「~している」や「~でいる」はこの子たちの世界では現在進行形です。

しかし、「毎日本を読んでいる」は、英語では現在形です。

つまり、「~している」や「~でいる」を現在進行形だと思い込んでいたところに、

「現在進行形ではない」、という新たな情報が入ると、もう混乱状態です。

だから、一つ一つ絡まったひもをほどいてあげないといけません。

ひもがほどけてくると、

子どもたちはかなり自信を取り戻したちはかのようで、

友達と競いあったり、

「先生、オレ今までサボってきたけど本気で勉強するからオススメの問題集を教えて欲しい」と言ってきたほどです。

■潜在能力なんて、やってみないと分からない

そして最終日の今日、子どもたちにある国立大学の自由英作文を改編したものをやらせました。

辞書の使用を許可しました。

普通ならこんな授業はしないでしょう。

「文法もあやふや」
「単語も知らない」
「段落構成も知らない」
「英作文はこの子たちには必要ないやろ」

そんなふうに考える先生は多すぎです。

その反面、「チャレンジしろ」「困難に立ち向かえ」「やったらできる」と相反する精神論を掲げています。

先生が勝手に子どもの潜在能力を決めつけているのは本当に失礼な話です。

私は簡単な指示をしただけで、あとは子どもたちに任せました。

辞書でしらべる子、問題集で探す子、教科書を見る子、様々です。

そして誰一人手を休めることなく書いている。

 「これはなんて言うんやろ」
 「この書き方で合っているんやろか」

こうやって調べたりしているうちに、どんどん知識が増えてくるのです

なぜ塾の先生は一般的に授業がうまいのか(10)-誰を当てるか、なぜ当てるか-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

私は極度のコーヒー中毒です。

しかも、豆を買って自分で挽いて飲むくらいです。

さらに、ブログ(http://ameblo.jp/kingblend/)で知り合った焙煎士さんから豆を買うようにしています。

そこの豆はとてもこだわりがあり、また毎回、コーヒー豆と一緒にコーヒーに関するちょっとした説明も同封してくれています。

だから、山口焙煎士からコーヒー豆を買います。

あなたにも「この店で買う」「この店に行く」というようなこだわりがありませんか。

しかも、その「こだわり」には「理由」があるはずです。

これは授業で「誰を当てるのか」「なぜ当てるのか」とも同じなのです。

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■誰を当てるのか、なぜ当てるのか

私は今でも入社当時の研修で言われた言葉を覚えています。

「なぜ、あの子を当てたの?」

私は「えっ」と思いました。

そもそも「人を当てる」という経験はありませんでした。

せいぜい、学校の先生に「当てられる」くらいでした。

小学校や中学校の時には、

・出席番号順で当てられる

・教室の左端の前から当てられる

・日付が17ならば、出席番号17番から当てられる

などが強く印象に残っている当てられ方でした。

だから、「適当に当てればいい」という感覚でした。

(1)誰を当てるのか

現在は主に高校生、大学生を相手に指導していますが、授業で積極的に挙手する子はほとんどいません。

これは大人相手にセミナーをやっていても同じです。積極的に手を挙げる大人はほとんどいません。

しかし、授業は「相互コミュニケーション」、分かりやすく言えば「会話」です。

私が一方的に話していても仕方ありません。

【当てることで得られる効果】

・きちんと内容が理解できているかどうかの確認

・授業への参加意識の確認

・授業中の緊張感の演出

・集中力が切れかけている生徒の救済措置

・生徒生徒自身が考えるチャンス

では、私は誰を当てるようにしているのか。

最終的には「全員」を当てますが、当てる際にもいくつか演出をします。

 ① 比較的簡単な問題 ⇒ 学力が厳しい子、または、学力が高い子

 ② 比較的難しい問題 ⇒ 学力が高い子、または、学力厳しい子

 ③ 発想力が問われる問題 ⇒ 普段からクリエイティブな思考をする子

 ④ 集中力が切れて眠りかけている子

 ⑤ 私のことをあまり気に入ってくれていない子

では、その理由を次に説明します。

(2)なぜ、当てるのか

 ① 比較的簡単な問題

机間巡視をした時に、真っ先に学力が厳しい子のもとの解答をチェックします。

比較的簡単な問題なので、ある程度説明で「誘導」をしておきます。

だから、学力が厳しい子でも正解する確率は高いです。

そこで「学力が厳しい子」を当てます。

【理由】学力が厳しい子に「自信」を持たせるため

しかし、「学力が高い子」にも当てます。その時は、「解答が間違っている」場合です。

【理由】自分の足元である基本をしっかりと見直しさせるため

 ② 比較的難しい問題

こちらも机間巡視をします。そして「学力が高い子」を当てます。

【理由】さらに自信をつけさせるため

しかし、敢えて「(偶然でも)正解している」学力が厳しい子を当てます

【理由】①以上に達成感が得られ、自信が得られ、モチベーションが上がるから

 ③ 発想力が問われる問題

これは普段からクリエイティブな思考をしている子に当てます。

この子たちは一般的に間違うことを恐れません。

しかも、不正解の場合でも「笑い」がとれる答えを発することが多いです。

また、不正解でもそれがヒントとなって話が膨らんでいきやすいです

 ④ 集中力が切れかけている生徒の救済措置

【理由】当てることで自覚するから

 ⑤ 私のことをあまり気に入ってくれていない子

【理由】当てることで、距離感を縮めたい気持ちがあります。

恐らく、当てても答えてくれません。しかし、それでもいいのです。

「目を合わせる」「名前を呼ぶ」それがきっかけとなって状況が変わるからです。

その子とコミュニケーションがうまくいかなくても、親や友達のような第三者からの協力で

関係改善が図られるからです。ただ当てる時は全エネルギーを消費するほど気を使いますが。

なぜ塾の先生は一般的に授業がうまいのか(8)-授業以外でのコミュニケーション-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

昨日はあるお店で携帯電話の新たなプランの説明を受けましたが、

全く理解できない説明でした。

店員さんは自分の言いたいことだけを言って、

こちらの状況を理解せずに、ただ「お安くなりますよ」

と言うばかりです。

私はCというプランに加入しているのに、

まるで私がAのプランに入っていると思い込んで、

「最大で2000円の割引です!」

と力説しています。

私の実情に合っていない上、

紙に書きながら説明せず口頭での説明ばかりでしたので、

うんざりしました。

■授業以外でのコミュニケーション

あなたも上記のような説明をしていませんか。

生徒とコミュニケーションをとっているようで、

コミュニケーションが取れていない、そんなことはありませんか。

・生徒の心の声に耳を傾けていますか?

(1)「聞く」に徹する

先生は職業柄「しゃべりたがり」が多いです。

そして「自分が言うことが正しいのだ」と勘違いしている先生も多いです。

しかし、正しいのは「聞く」ということです。

生徒の話、保護者の話に共感することが大事であり、

生徒や保護者が自ら「解答」を見つけられるようにしなけばなりません。

そう、あなたは「サポーター」です。

(2)塾以外の時間に目を向ける

人はどうしても「見えている時間」を大切にします。

しかし、週に2回、1回3時間ほどしか滞在しない生徒の何をあなたは知っていますか?

・「塾に来ていない時間」に目を向ける

・あなたが「見えていない時間」に目を向ける

それが大事なのです。

・部活、遊び、趣味、学校・・・

例えば、いつも元気な子がとても暗い表情で塾に来た場合、

能力のある講師ならばその「違い」に気づき、声をかけます。

普段から「違い」を意識しているかどうかです。

私は入社当時、ある先輩から「髪型、服装もチェックしろ」と言われたくらいです。

(3)見守る

あなたが直接授業をしていない、またはその子を教えていないと仮定します。

それでも、その子は「あなたの塾の生徒」です。

たとえ教えていなくても、「わが子」と思えるかどうかです。

そしてその子に「あなたという存在」を知ってもらわなければなりません

では、どうするのか。

とても簡単です。

「元気?」

「勉強は順調?」

「(自分が担当していてその子に教えていない科目について)○○は大丈夫?」

「コンクールで優勝したんだって?すごいね」

「○○先生が、『頑張っている』って言っていたよ」

と声をかけてあげたり、

授業前に教室に入って行って特に何もせずに教室内をぶらぶらしたりするだけでも、

「あなたという存在」がきちんと伝わるのです。

子どもは「この先生も、あの先生も私のことを気にかけてくれている」

と思うでしょう。

これが「面倒見の良い塾」だと私は思います

なぜ塾の先生は一般的に授業がうまいのか(4)-先生の明確な方針-

 

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

この春から新しい場所で新しい生徒たちを教えることになります。

教育の現場でなくても、この春というのは心機一転の時期ですね。

新卒の場合ならば新たな職場、小学校6年ならば新たな中学校、など

ワクワクドキドキですね。

私も、

「どんな生徒がいるのだろう」

「生徒はきちんと聞いてくれるのかな」

といろいろと空想します。

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■先生には明確な方針があるか

私は、常にこう考えています。

「1回目の授業、それも始まる前の5分と始まりの5分がポイント」

(1)「1回目の授業」の大切さ

ほとんどの先生は「1回目の授業」が大事だとおっしゃいます。

私も同感です。

他の先生も同じだと思いますが、私は1回目の授業を使ってかなりオリエンテーションの時間を作ります。

もちろんカリキュラムとしてしなければならないことがありますが、

それ以上に「伝えなければならない」「共有しなければならない」ことがあるからです

では、何を伝えるのか?それは、

「授業の目的」

「授業のルール」

です。

(1-A)授業の目的

私は、必ず「授業の目的」を伝えます。

「1年後はこんなふうになっていてほしい」

「私の授業を受ければこんなふうに変わる」

「私がこの授業にかける思い」

「生徒たちの夢や目標の確認」

などを確認します。

台本はあらかじめ授業の前日までに作っておきますが、

当日はカンペなどは見ません。生徒一人一人の顔を見ながら、話をします。

(1-B)授業のルール

また、「授業のルール」についても説明します。

塾統一の方針があればそれも併せて伝えますが、

私の授業のルールについても明確に伝えます。

このルールについては、生徒たちが忘れないように「書面」にして配布します。

「遅刻・欠席について」

「宿題について」

「小テストについて」

「授業を受ける姿勢について」

過去の具体的な事例を挙げながら、しっかりと伝えます。

要するに「私の授業の基準」を伝えます。

そして、いったん設定した基準は絶対にブレないようにします。

例えば、「小テストは満点合格。満点でなければ居残り再テスト」

と伝えれば、必ずそのルールは最後までやり抜きます。

途中で「1問ミスなら許す」なんてことはしません。

あくまでも授業の主導権は「先生」です。

「生徒が主役」なのは理解できますが、主導権は先生にありますから。

主導権を生徒にとられたら、いわゆる学級崩壊です。

だから先生には綿密な計画と強靭な信念が必要です。

生徒に迎合しすぎる先生など実力ははっきり言って「ない」です。

(2)「始まる前の5分と始まりの5分」が一番大事

「始まりの5分」を大切にしている先生はたくさんいます。

しかし、「始まる前の5分」を大切にしている先生の数は圧倒的に少ないはずです。

(2-A)始まる前の5分

私は、特に新規のクラスを持つ場合は、「5分前」に教室に入ります。

そこで生徒の様子をしっかりと観察します。

・ギリギリに来る生徒は誰か

・クラスを牛耳っているのは誰か

・誰と誰が仲良しか

・一人でいる子はいないか

・あらかじめ聞いていた情報とのすり合わせ

・クラス全体が明るいかどうか

・知らない先生にもひとなつっこく話しかけてくる生徒は誰か

・「よーし、始めるぞ」と言った時に、生徒はすぐに着席するかどうか

このあたりをしっかりと確認します。

(2-B)始まりの5分

そして、1回目の授業が始まると最初の5分ですべきことがあります。

・出席確認

・配布物の配布と氏名の記入

・授業が始まっているのに私語をしている生徒がいないかどうかの確認

・黒板やホワイトボードが見にくい生徒がいないかどうかの確認

・筆記用具を忘れていないかどうかの確認

これらが済むといよいよオリエンテーション(1-A、1-B)に入ります。

80分の授業ならば約30分かけてオリエンテーションをし、

クラスとの一体感を作っていきます。

これらが成功するかどうかが、このクラスの一人一人が成長できるかどうか、

退塾者が出ないかどうか、新規入塾生が入ってくるかどうかが決まるのです

塾の先生はなぜ一般的に授業がうまいのか(2)-授業とは対話である-

おはようございます。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

「授業」について考えるブログの第3回です。

私はプロ講師ですが、普段意識しているのは「教える」ということではありません

■授業とは対話である

私は、「授業は対話でなくてはいけない」と思っています

しかし、ここで言う「対話」とは、授業中に生徒と雑談するということではありません。

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(1)一体感作り

一般的に先生はアレもこれも説明したいと考えていますし、「説明しないと生徒が理解できない」と考えているようです。

そして、やたらと説明する先生ほど「今日は授業頑張った!」と勝手な自己満足に陥ります。

本来ならば、生徒の方が「授業頑張った!」と感じないといけません

そのためには、生徒を巻き込むことが必要です。つまり、「一体感」を作る必要があります

(2)いかに生徒を巻き込むか?

生徒を巻き込むためには、積極的に生徒に委ねることです。

私はよく授業でこのようなフレーズを使います。
「どうなると思う?」
「何でやと思う?」
「どんな法則が隠れていると思う?」
「間違ってもいいから思うことを言ってごらん!」

例え、誰一人発言しなくても良いのです。生徒は一生懸命考えています。

(3)生徒の反応をきちんと観察する

みんなの前で発言するのが恥ずかしいならば、「ノートに書いてごらん!」と伝えます。

そして机間巡視しながら、
「おしい!」
「1カ所訂正すれば完璧!」
などと声をかけてあげます。

そうするとあちこちから、
「先生、できた!」とアピールがあります。

声に出す子もいれば、アイコンタクトする子、ノートをちょこっと動かす子、小さく手を挙げる子

上記は一例ですが、子どもを巻き込みながら対話をする。

バーバルな対話でも構わないし、ノンバーバルな対話でも構わないのです。

生徒に委ねると意外とその潜在能力を発揮するものです。

私が師と崇めている先生がこう押してくれました。

「授業では、しゃべりすぎるな!」

伝わる話し方(13)〈最終〉-感情のコントロール-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

「伝わる話し方」、いよいよラストのテーマとなりました。

今日もある方と「話し方」についてディスカッションをしました。

「話し方は『奥が深い』」-本当にその通りです。

さあ、今日のテーマは「感情のコントロール」です。

■感情のコントロール

話している時、あなたの顔は笑顔ですか?

それとも緊張でがちがちですか?

人は話の内容も聞いていますが、話し手の表情も見ているのです。

表情だけではありません。身振り手振り、体の動きなどもしっかりと見られているのです。

「見られている」というより「印象に残る」と言った方が良いでしょう。

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では、どのようにしたら自分の表情、態度を印象良くすることができるのでしょうか

①自分のスピーチしている様子を動画撮影をして、自分で確認する。

②スピーチをする前に、精神統一をし、心の中でスマイルを描く。(心と表情の連動

ここまではよくあるアドバイスです。

しかし、もっと強烈でテクニカルな方法があるのです。

それは・・・

自分が「優越感」を感じるようにする

つまり、自分が優越感に浸っていれば、人数に関係なくノリノリになれるのです。

では、どのようにすれば「ノリノリ」になれるのでしょうか?

それは「横」と「縦」を作るのです。

意味、分かりませんね(笑)

・横・・・あなたの知識を広げる【読書、セミナーなど様々な活動で知識を広げる】

・縦・・・話すテーマの深堀をする

横にも縦にも広がれば、その分「引き出し」が増え、

様々なリスナーに満足感を与えることができるのです。

リスナーの顔を見れば、あなたの話にリスナーが酔いしれているのが分かります。

あなたは自信があふれ、自然と話をするのが楽しくなります。

しかし、これにはあなたの努力が必要です。

こんな名言があります。

「経営者の器以上に会社は大きくならない」

これと同じです。

「あなたの器以上に、あなたの話はうまくならない」

あなたの魅力をもっともっと磨いてください。

※次回からは教育や英語についてのブログになります。

引き続きブログをお楽しみください。

 

伝わる話し方(12)-スピード-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

「伝わる話し方」ブログも今回を含めてあと2回です。

今日、あなたに伝えたいテーマは「スピード」です。

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本当は「スピード」については5回目のブログで伝える予定だったのですが、

いろいろとスピードについて検証していましたので、

今回のブログでの掲載となりました。

■スピード

①1分間で何文字が適正か?

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アナウンサーは1分間に「300~350文字」で原稿を読まれているようです。

あなたの話すスピードはどのくらいでしょうか?

②「速く読む箇所」「遅く読む箇所」を意識していますか?

私は「スピーチは『生き物』」だと考えています。

スピーチを自在に操ることによって、リズムが生まれ、観客を見えない波に巻き込む力が生まれます。

「1分間に300~350文字」と言っても、

「波」を発生させることで、より「伝わる」のです。

波を発生させる方法は「速く読む箇所」「遅く読む箇所」を作ることです。

・速く読む箇所:緊迫感があふれる場面、リズミカルな音を出す場面(タタタタタ・・・)

・遅く読む箇所:重要でリスナーにしっかりと聞いてほしい場面

遅く読む箇所は、あえて「声をワントーン大きく」「何度も繰り返す」というテクニックも取り入れてみましょう。

③止まる

「話す」だけではダメです。

敢えて、「話さない」時間を設けることが必要です。

つまり「間(ま)」です。

・読点(、)・・・1秒

・句点(。)・・・2秒

・場面の切り替え、重要な箇所に入る前、重要な箇所が終わる前・・・2秒

この「空白の間」、つまり「一瞬の沈黙」がリスナーに大きな影響を与えるのです。

リスナーは「沈黙」があると、

・何か話さなければならない

・真剣に考える場面だ

・重要なことを言うのではないか

と身構えるようになります。

この「間」をうまく使える人が「営業トップ」であったり、「授業が分かりやすい」先生であったりするのです。

 

 

伝わる話し方(11)-聞き方-

こんにちは。WEST-TOTAL-EDUCATIONの西です。

今日は、難波で「堂々と価値ある話し方トレーニング」講座を開催しました。

ご参加していただいた方、またお手伝いしてくださった方、

本当にありがとうございました!

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さて、今日のブログのテーマは・・・

■聞き方

皆さん、変だと思いませんでしたか?

「伝わる話し方」のブログなのに、「聞き方」とは・・・。

実は、「話す」よりも「聞く」技術の方がレベルが高いのです。

あなたもこんなふうに叱られたことがありませんか?

「あんたは、最後まで話を聞いていない」

「もっと、人の話を聞きなさいよ」

この「話を聞く」とい技術は、男女の恋愛においても重要だそうです。

「話を聞いてくれる人」というのがモテる条件の1つだと言われています。

①自分は話を聞いているつもりなのですが・・・

そうなんです、実は私も叱られながら、「話を聞いているつもりなんやけどなあ」と思っていた方です。

私の何がいけなかったのでしょうか?

・あいづち

・共感の言葉(へえ、すごい、まじで、かわいそう・・・)

私に足りなかったのは上記の2つだけではありません。

相手の話を聞きながら何か別の作業をしていたり、

相手の目を見ていなかったり・・・

それ以来、相手と話をする時は他のことはせず、しっかりと相手の目を見て相手と共感するように心がけるようにしています

②「聞くこと」が「伝わる話し方」になるのはどういうこと?

もうずいぶん前の話です。

私が塾で働いていた時のことです。

あるお母さんが保護者会でお越しになりました。

夜の10:00~のスタートで、予定では30分で終わるはずでした。

しかし、そのお母さんは延々と話します。

気づけばもう日付は変わっていました。

そして、最後にこう言われたのを覚えています。

「先生の話、めちゃくちゃよく分かりました。娘の事よろしくお願いします」

そして涙を流すのです。

でも、実は私はほとんど話しませんでした。

では、お母さんの発言から何が分かるでしょうか。

・お母さんの話を夢中で聴いていた

・お母さんの言葉に共感の合図を発した

実は、それだけなのです。私が言ったのは本当に次のようなフレーズくらいです。

「夜遅くにすみません」

「へえ、それは大変でしたね」

「ご苦労なされているのですね」

「こんなに遅くまでありがとうございました」

お母さんの話す量を9とすれば、私は1くらいでした。

もうお分かりですか?

あなたが話をしなくても、あなたが一生懸命聞いていれば(反応していれば)、あなたは「話したこと」になるのです。

不思議でしょう?

でも、本当にコミュニケーションが上手な人は「話を徹底して聞く」技術を持っているのです。