「欲」VS「必要」-具体的なイメージを描く

「欲」なのか「必要」なのか?

1. 以前の私の夢リスト

「おいしい料理が食べたい」
「世界中に旅行に行きたい」
「高級車を買って乗り回したい」
「タワーマンションに住みたい」

これらは私が5年前に独立したときに夢リストに書いていたものの一部です。
「おいしい料理が食べたい」以外は、何も実現していません(笑)

この「おいしい料理」も私は「口コミがたくさんある有名店=おいしい料理」だと思っていました。
しかし、本当の「おいしい料理」は妻が一生懸命作ってくれる家庭料理です。妻だけではありません。
父親や母親、妻の母が作ってくださる料理は本当においしいです。

2. 以前の夢リストは「欲」だらけ

以前の夢リストは「欲」だらけでした
だから、何も実現していないのです
お金があれば、欲しいものは何でも買っていました。
お金がなければ、欲しいものはクレジットで買っていました。
ちょっと儲け話があれば、何も分析せずに、「まあ、ええやろ」みたいな気分で詐欺まがいなことにも遭いました。
なぜ、こんなことになっていたのでしょうか?

3. 立ち止まって考える癖をつける

今は、「欲しいもの」はすぐには買わないようにします。
かなり比較検討して、「買う・買わない」を決めます。
妻には「ケチ」と言われますが(笑)

●比較検討とは?
確かに、のどから手が出るほど欲しいと思うことがあります。
しかし、いったん深呼吸・瞑想をします。
「本当にそれが『必要』なのか?」
「その機能は本当に『必要』なのか?」

また、

「それを使うことで『具体的に』どんなプラスが得られるのか」
「その資格を身につけることで、自分の仕事に『具体的に』どんなメリットが得られるのか」

具体的にイメージができるまで、私は手を出さないようにしています。

皆さんは、どうでしょうか?

大学受験生必見「夏休み英語の最強勉強法」

センター試験〈英語〉の勉強方法~夏休み~

1.こんな先生、大丈夫?

 

生徒:先生、6月の模試、全然アカンかった・・・

先生:ちょっと見して。あー、第2問の文法問題、めっちゃ落としているなあ。

生徒:この夏、やっぱり「文法」せなアカンなあ。

先生:そうやで、この夏は「文法」をめっちゃやろう!そしたら大丈夫やで!

さて、

この先生の指示通り勉強したら、成績は伸びるでしょうか?

予備校で教えている私からすれば、「無理」の一言です。

一体、このやり取りのどこに問題があるのでしょうか?

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2.努力は報われ?

 

「努力は報われる」と言われます。

しかし、それは「正しい方向に努力した場合」のみです。

「合格祈願をする受験生合格祈願をする受験生」[モデル:河村友歌 渡辺友美子]のフリー写真素材を拡大

「間違ったこと」をしていては、努力は報われません!

では、センター試験〈英語〉において、何をすれば合格切符が得られるのでしょうか?

3.センター試験過去3年分を分析(第2問)

きちんと分析している先生ならば、的確なアドバイスをするはずです。

 

(H29年度)

A問題〈空欄補充〉

  1. 前置詞
  2. 定冠詞
  3. 動詞の語法
  4. 比較
  5. 準動詞(分詞構文)
  6. 複合関係詞
  7. 関係詞
  8. 動詞の語法
  9. 代名詞・比較
  10. 動詞の語法・時制

B問題〈整序作文〉

  1. it構文(find it+形容詞 to ~)
  2. it構文(it cost+人+~)
  3. 疑問詞how come+SV ~?

C問題〈会話整序〉

  1. 動詞の語法
  2. 仮定法・分詞形容詞
  3. 間接疑問文・動詞の語法

(H28年度)

A問題〈空欄補充〉

  1. 比較
  2. 動詞の語法
  3. 接続詞
  4. 動詞の語法
  5. 時制・動詞の語法
  6. 準動詞(分詞構文)
  7. 前置詞
  8. 疑問詞・挿入
  9. 呼応の副詞
  10. 時制・定冠詞

B問題〈整序作文〉

  1. 仮定法
  2. 受動態
  3. 呼応の副詞

C問題〈会話整序〉

  1. 形容詞の語法・動詞の語法
  2. 準動詞(動名詞)
  3. 動詞の語法

2017年現在、最新の過去2年分のセンター試験を分析しても、「動詞の語法」「準動詞(不定詞・動名詞・分詞)」がよく狙われています。

4. 本当に成績が上がる勉強法とは?

よく、某センター試験分析サイトを見ていると、

 

・例年並み

・平易

などと書かれているだけです。これでは、何のアドバイスにもなっていませんね。

一般的に市販されている教材も中身の配列はこんな感じです。

〈第1章〉文法

  1. 時制
  2. 助動詞
  3. 仮定法
  4. 不定詞
  5. 動名詞
  6. 分詞
  7. 比較
  8. 代名詞
  9. 関係詞
  10. 接続詞
  11. 前置詞
  12. 疑問文と語順
  13. 否定・省略・強調

〈第2章〉語法

  1. 動詞の語法
  2. 形容詞・副詞の語法
  3. 名詞の語法

〈第3章〉イディオム

確かに、高1や高2生で、「これから英語の勉強を頑張ろう!」という生徒ならば、

テキストの前からやっていってもいいでしょう。

しかし、

公募推薦やセンター試験などを考えていて、

模試で結果を出さなければならない生徒が、

「じゃ、夏休みはこのテキストを前から順番にやっていこう」とアドバイスされても、

全く意味がありません。

 

だから、私は予備校の授業で、以下のようなアドバイスを4月の段階でします。

  1. 動詞の語法
  2. 接続詞・前置詞
  3. 代名詞
  4. 否定・省略・強調
  5. 疑問文と語順

この5つの単元を6月までに10回くらいやっておくこと

本当に生徒思いであるならば、「この夏は文法をしっかりやろう」はアドバイスではありません。

努力が報われるような、生徒が喜ぶようなアドバイスができる指導者であってほしいものです。

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「幸せホルモン」オキシトシン

「幸せホルモン」オキシトシン

あなたは、今「幸せ」ですか?

実は「幸せ」という感情は、脳内物質「オキシトシン」から出ているようです。

「オキシトシン」の効果

1. ストレス軽減

2. 脳がリフレッシュ

3. 優しくなれる

4. 信頼できるようになる

5. 不安がなくなる

6. 病から解放される

「オキシトシン」の出し方

1. 夫婦円満

2. 赤ちゃんとのふれあい

3. 気持ちの良い挨拶

4. 感謝

5. 瞑想

6. 家族みんなで食事

7. 自然の雄大な景色

8. 感動的な映画やドラマ

「オキシトシン」は伝わる

幸せホルモン「オキシトシン」はなんと、人にも伝達するそうです。

自分が幸せを感じていれば、相手にも幸せが伝わります。

相手が幸せを感じていれば、自分も幸せが伝わります。

■さらなる詳細はコチラ・・・一般社団法人UNI H&H大学院

教える力(2) どんな思いで小テストを実施していますか?

昨日の授業。

小テストの結果が散々なクラス。1回目の小テストだからこそ、本気で言った

ちゃんと、勉強したんか?小テストやからといって、軽くしか勉強せえへんかったんとちゃうんか?

(1) 1回目の小テストに対する評価が生徒を成長へと誘う

小テストの採点の後、「お前何点やった?」や「おれ、最悪~1点(笑)」など、多少のざわつき。この状態を許すか許さないか、これで今後の勉強に対する取り組み方が変わる

 

「次、がんばれ」

この言葉は非常に無責任な言葉だ。もし、次も点数が低かったらどうするのか?

 

 1回目の小テストが終わったタイミングでかける言葉は「先生自身のストレートな思い」だ

 

(2) 練習をさぼる奴が、本番で使ってもらえるの?結果、出せるの?

私は必ずたとえ話をする。

「もし、君たちが部活でサッカーをしていたとする。練習をさぼっている奴が、本番の試合で使ってもらえる?無理だよね。練習をしっかりしているから、チャンスが回ってくるだよね。小テストも同じとちゃうん?入試で志望校に合格するためには、普段からの小テストや授業態度、提出物などが大事とちゃうん?」

クラス全員が一心に私を見つめる。

 

(3) 言い訳するな!

さらに、戦略的にこう伝える。

『前回休んでいたから小テストの範囲がわからなかった』はただの言い訳。授業に臨む姿勢が作れていない。

「『時間がなかったから、忙しかったから』も言い訳。『忘れていた』など論外。意識が低すぎる。英語が苦手でこの講座を取っているはずなのに、英語ができない理由を他のせいにするな!ちゃんと自分と向き合え!

 

(4) 「8割で合格」は甘すぎ!

文章にすると言葉がきついように感じるが、最初にここまで言っておく。さらに。合格点も満点。8割合格じゃない。

ファーストフードで100点満点のおいしさの商品を出してこそ「当たり前」。「レタスがない」「ベーコンがない」ではクレーム。信用問題になる。それと同じ。

だけど「この子は英語が苦手なのだから、少しきつく言ったら自信をなくすので」と考えている方。そのままの状態で社会に出してください。苦労するのは「その子」ですよ。

 

■6月24日(土)「(10名限定)あなたの思いが伝わる話し方セミナー」(天王寺)9:40~11:50

 

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教える力(1)-授業「人」として

これから「教える力」について何回かに分けてブログを書いていきます。

今日は第1回目。

テーマは「授業人」。

最近教員の英語力(英検準1級など)と生徒の英語力との間にギャップがあるというニュースや新聞報道がありましたね。

この件について、「授業人」という視点から食い込んでいきたいと思います。

(1) 先生が「賢い」から生徒が「賢くなる」は無理

いくら先生が賢くても、「生徒が賢くなるか?」と言われると、答えはNoです。

「先生の賢さ」よりも「教え方」「気づかせ方」「やる気の出させ方」の方が、生徒にとっては重要なのです。

文部科学省のお偉い方がどう考えているのか分かりませんが、現実はもっと違うのです。

 

〈例1〉中学3年生で高校入試前にweが何なのか知らなかった・・・

〈例2〉講師採用試験を受けた有名大学生がmakeの過去形をmakedと書いた・・・

〈例3〉2次方程式を知らない小学生に2次方程式で問題の解き方を教えていた・・・

いくら先生が英検準1級を持っていても、〈例1〉のような、高校入試直前に塾に来た「weを知らない中学3年生」に教えるのは大変です。

英検準1級があるからどうのこうの、という問題ではなく、「どうやってその子にweを教えるのか」ということです。

つまり・・・

①weの読み方

②weの意味

③weの時のbe動詞(現在形と過去形)

④weを使ったbe動詞の疑問文と応答文

⑤weを使ったbe動詞の否定文

⑥weを使った一般動詞の肯定文、疑問文、否定文

⑦weを使った疑問詞疑問文

⑧weを使った未来表現、進行形

⑨weを使った現在完了形

最低でもここまでのことを入試に間に合うように教えなければならないのです。

これだけのことを思いつくことができるかどうかが、一流の先生とそうでない先生との違いです。

また、〈例3〉のように、2次方程式を知らない小学生に2次方程式を教えるなんてカリキュラム無視も良いところです。

カリキュラムは子供の発達段階に合わせて緻密に作られています。

なぜ、小学生にxやyではなく、□を使った考え方を教えるのか、あなたは考えたことがありますか。

さらに、〈例2〉のように、たとえ有名大学出身でもmakeの過去形をmakedと書く学生も多くいます。

他には、「・・・という」とすべきところを「・・・とゆう」だとか、「友達」の「達」を「3本線ではなく2本線で書く」学生もいます。

(2) 「賢い」と「教え方」はまるで違う!

いくら賢くても、「黒板の前」という舞台の使い方が下手な先生は結局は生徒には伝わりません。

 

 

〈例1〉説明ばかりしている=話が長い

〈例2〉黒板が混沌としている

〈例3〉たとえ話が下手

〈例4〉その順番で説明する根拠が不明確

〈例5〉生徒を聞かせる態勢にさせていない

〈例6〉授業がトレーニングになっていない

 

〈例1〉にも挙げたように、黒板の前は先生の舞台です。舞台でどう踊るかは先生次第。

きれいに踊れる先生もいれば、そうでもない先生もいる。

「一体どのくらい模擬授業をやったのだろう?」と疑問に思います

〈例2〉は「黒板の使い方」が雑、という意味ではありません。黒板は先生の芸術作品です。

文字が上手であることが前提ですが、黒板は「思考の整理」として使うべきです

〈例3〉ですが、たとえ話は意図的に選ばないといけません。

完全に脱線している先生もいるようですが、本筋を伝えたいためのたとえ話です。

しかも、「意味を含んだ」たとえ話でなければなりません。

〈例4〉はよく素人の講師に見られるパターンです。

人前に立って話をしたことがない方(プレゼンが下手)は、前から順番に話をしていきます

教科書を例にすると、教科書には「書き手」と「使い手」がいますよね。

書き手の意図と使い手の意図は必ずしも一致しません

書き手が必要な箇所だと感じても、使い手は不要な箇所と感じる場合もあります。

書き手はとても詳しく書いてくれているけれども、使い手はもっとコンパクトに伝えた方が分かりやすいと感じる場合もあります。

書き手が意図した順番が「積み上げ型」であっても、使い手が「逆算型」にした方がもっと分かりやすい場合もあります。

教科書を逆に持って音読をさせる場合もあります。

どう材料を使うかは、プレゼンター(先生)次第。

〈例5〉は授業以前の問題です。授業は双方向でなければなりません。

先生の舞台が整っていても、生徒の舞台が整っていなければ成立しないのが授業。

お互いがもっとハッピーになれる環境づくりが必要です。

〈例6〉は、授業は「育成」の場、「人格形成の場」という意味です。

一方的に説明をして満足する先生が多いです。

しかし、生徒は練習しなければ上達しませんよね。

いくらバッティングの説明をしても、実際にバットを振る練習をしなければ上達しないのと同じです

授業は「トレーニングの場」です。生徒がたくさんトレーニングをすれば良いのです。

トレーニングは単に「解く」だけではありません。

「気づかせる」「考えさえる」「悔しい思いをさせる」「自慢できる場面を作る」・・・

そういう舞台を整えるが先生です。

(3) まとめ

先生が英検準1級を取得することには反対はしません。

 

しかし、もっと必要なのは「授業に磨きをかける」ことではないでしょうか

あまりにも授業に関するトレーニングが少なすぎる、または、授業を教える先生が少なすぎるような気がしてなりません

先生も「人」です。授業人としての「人」の魅力を鍛えるべきではないでしょうか。

あいさつ研修

先日、某社にて「挨拶」の研修をさせていただきました。


 

 

 

 

 

 

 

 

(1) 職場で求められる挨拶とは〈対社内〉

職場で求められる挨拶は、2種類あります。

1つは「対社内」、もう一つは「対社外」です。

「対社内」挨拶は、社内の人間関係を良くします。

それだけではありません。声の調子から「その人が元気がどうか」が分かります。

(2) 職場で求められる挨拶とは〈対社外〉

私は研修や授業のために各企業・教育機関に回っているのですが、やはり、一番インパクトがあるのが「立礼」式挨拶です。

ドアを開けると、全員が起立をし、「いらっしゃいませ」と挨拶される姿は圧巻です。

この立礼式挨拶の是非はともかくとして、

無言で対応されるよりも、また、パラパラと挨拶されるよりも「気持ちいい」ですよね。

受付に来ているのに誰も声をかけてくれないところもありました。

「人を呼んどいて、何やねん!」と思うこともありますが。

今回私が担当した会社では研修以降1週間たっていますが、2日目にして全員が立礼挨拶できるようになっているそうです。

(3) 授業で求められる挨拶とは〈新学期・新学年〉

ここからは「番外編」ですが、授業での挨拶の役割はご存知ですか。

私は、授業において挨拶をかなり重要視しています。

よく見られるのは、「起立」と委員長が言っているのに、数人しゃべったままである状態です。

授業における挨拶は「休憩時間と授業時間の切り替え」です。

新たなことを学ぶ時間である授業に入るための一種の儀式でもあります。

また、授業終わりの挨拶も「先生と生徒との相互の感謝の気持ち」を表すものです

あなたは、挨拶をおざなりにしていませんか?

読書と私

中学生や高校生が最近、本を読まなくなってきています。

いわゆる「読書離れ」というものです。とても残念ですね。

本は「自分では得られない知識や経験を、本という他者の力を借りて自分のものにするツール」だと私は考えています

その意味でいけば、雑誌はもちろん漫画だってOKです。

何も受験対策のために本や新聞を読むのではなく、限られた人生の中でたくさんの経験を得るために本を読んでほしいと思っています

例えば、Aというゴールを達成するための方法がB「がむしゃら、ひたすら」しか知らなかったとしてください。

しかし、本当はCやD、Eという別の方法があって、圧倒的にEが簡単だったことが後から分かったとしましょう。

そのC~Eについては、なんと以前友達が「貸してあげる」と言っていた本の中にありました。

 ■私の読書はじめ

●読書がゲームだった頃

 

私の読書に関する初めての記憶は小学校3年生にあります。

このときの読書は、いわゆる「ゲーム感覚」でした。

国語の時間のことです。担任がある文章を読むように生徒に指示をしました。ただし、ルールがありました。

〈ルール〉読み間違えたら、後ろの人に交代

私は3番目の席に座っていました。心の中で私は「絶対最後まで読み切ったるねん」と決意していました。

前の2人はびっくりするくらい、すぐに撃沈をしました。

私は緊張でいっぱいいっぱいでしたが、とうとう「最後まで」読み切ることができました。

読んでいる途中から、「頑張れ!」や拍手が。それがさらに私を勇気づけました。

「(内容はとりあえずおいといて)本を読むのは楽しい!」と思った時でした。

●母から勧められた1冊

小学校5年生の頃だったと思います。年末でした。直前に利き腕である右腕を骨折しました。

そのため、字が書けず年末年始もどこにも行きたくもなく、だらだらと過ごしていたと思います。

母は国語の先生でもあるのですが、よく本を読みます。特に小説を好んで読んでいました。

「おかん、それ貸して」と母から借りたのが遠藤周作の「沈黙」でした。

難しい漢字もあり、また時代背景もよく分からず、大人の事情もさっぱりだったのですが、読み終えた後のあの何とも言えない気持ちに、また別の「本を読むのは楽しい!」という感情が湧いてきました。今度は内容をある程度理解した上での「楽しさ」でした。

■高校生の時に配られた読書リストを制覇

●本好きにさせたリスト100

私が入った高校はいわゆる進学校でした。そのため教育は充実していました。

 

特に図書館が素晴らしく、たくさんの本があり、幸せな気分になりました。

しかし、友達はあまり読書をしないので、「おれ、図書館好きやねん」とはなかなか言い出せなかったのですが。

高校1年生の時に国語の先生から「3年間で読むべき本のリスト100」みたいなのを配られました。

どれも知らない本ばかりでした。そこで、「よーし、絶対に制覇したるねん!」と思いさっそく本を捜しに行きました。

●やっぱ歴史物

賛否両論あるでしょうが、私は「歴史小説」が大好きです。その中でも司馬遼太郎のシリーズ。

 

めちゃくちゃはまったのが「坂本龍馬」。「かっこいい!」の一言でした。

「3年間で読むべき」をほぼ「1年」で100冊読み切りました。これが、今の自分の土台を作ってくれたのだと思います。

「坂本龍馬」もあのリストをもらっていなければきっと読まなかったかもしれない本です。

「縁」ってすごいですね

●どうやったら本を好きになれるの?

正しいか正しくないかは別として、私の経験上、本を読んでも国語の点数は伸びませんでした。

 

文章を書く力や漢字の力、語彙力は高まったと思いますが、点数には結びつきませんでした(笑)

だから、「国語の点数をあげるために読書をする」というのは無理だと個人的に思います。

では、どうやったら本を好きになれるか?

答えは「環境」です。家族が本好きでああるとか、友達が本好きであるとか・・・

身近なところに「本」があって、本を読んでいる姿を見る。

そういう仲間がいれば、本を好きになるんだと私は思います。